Wuesthoff & Wuesthoff

90年の力量とノウハウ

当事務所は1927年、フランツ・ヴュストホフ博士(1896年ベルリン生まれ、1992年ベルリン没)とフレーダ・ヴュストホフ博士(1896年ベルリン生まれ、1956年ミュンヘン没)がベルリンに設立しました。

1949年にドイツ特許庁がベルリンからミュンヘンへと移転した後、ヴュストホフ夫妻もミュンヘンのシュヴァイガー通り2番へと事務所を移します。以来、ここが国際的に活動する事務所の拠点となっています。

ヴュストホフ夫妻は当時、共に傑出した人物として知られ、産業財産権保護の分野でパイオニア的な存在でした。イノベーションとその保護に対する夫妻の積極的な取り組みと情熱は、今もなお、クライアントとの、またクライアントのための業務を行う際の当事務所の最大の推進力です。

フレーダ・ヴュストホフ博士

大学で物理学、化学、数学を学び、ミュンヘンにおいて、放射線の分野で博士号を取得。そののち、婚約者であったフランツ・ヴュストホフとともに弁理士の実務修習を終え、長い間ドイツでただ一人の女性弁理士となります。

広島と長崎への原爆投下の結果に心動かされた彼女は、ドイツの組織的平和運動に参加し、亡くなるまで連邦政府の放射線防護委員会の一員でした。また、弁理士の活動と並行して、産業財産権保護のための様々な委員会にも加わっていました。

フランツ・ヴュストホフ博士

ベルリンの工科大学で化学を専攻し、博士号取得。弁理士の実務修習修了後、1927年にフレーダと結婚し、初の夫婦での特許事務所を設立します。

1949年のドイツ弁理士会結成の際、フランツ・ヴュストホフは役員に選出され、特許権と商標権、とりわけ育成者権の分野で、数多くの論文執筆、講演、論評活動を行いました。